「阪神・淡路大震災から15年 神戸新聞の7日間」をみました。 - お取り寄せ生活研究家aiko*のお取り寄せ日記

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「阪神・淡路大震災から15年 神戸新聞の7日間」をみました。

  • 2010年1月17日 22:55

「阪神・淡路大震災から15年 神戸新聞の7日間」をみました。
私が被災したのは、神戸市東灘区のすぐ隣の芦屋市清水町です。
ドラマを見て数分で涙が止まらなくなりずっとその状態で見ていました。

もちろんとっていた新聞は神戸新聞です。

ドラマは神戸新聞社の方の活躍と思いと、どんな気持ちでカメラを向けていたかそれでもカメラを向け続けたから、15年たった今貴重な写真が残っていて、
ドラマの中で「5年10年たったら消えてしまう。伝えていかなければならない」と言っていた方の気持ちもすごくよくわかる。

その通りだとおもう。


でも・・・私は、
友達と手をつないで火事を目の前に近所の消防団のおじさんが「水がでない・・」とぼうぜんとしている近所の人たちと一緒に友達と手をつないで、姿の見えな いおばあさんの家に火がうつるのをどうしようもなかった。じっと火事を見ていたときに横でパチパチとっていたカメラ。一般の人か、報道の人かわかりません が。

わが家も倒壊して、まわりも全壊。近所みんなで助け合ってなんとか道にでて、もううちも燃えてしまうかもとおもい、持ち出したカメラで家を残そうと写真を撮っているとその私に「ちょっとどいて」と言いながら私の前にふさがって私の家をとっていたカメラ。

祖母のマンションが倒壊して1階がつぶれて、大きなマンションだったのに助かったのは1階は祖母だけで。
その時に祖母も含め全員絶望視されていて、28時間たってやっと次々と出され、
どんどん出される遺体。私たちは順番を待っていました。

小さな遺体に駆け寄る親戚を押しのけフラッシュをたいたカメラマンやテレビカメラ。遺族に向けたマイク。
そのあと、最後に生きていた祖母が出され、救急車に乗り込む時私の肩を掴んで押しのけ自分が先に入ってカメラを向けようとしたカメラ。
あの時頭に当たったコツンというレンズの音は今でも忘れないし。
鬼だと小さな毛布にカメラを向けてわれて石を投げつけられても微動だにせずカメラを向けていたカメラマン。

親戚のそのまた親戚が近くの安置所に安置されていて何度か付き添っていた親戚について行きましたが、そこでもカメラを向けるカメラマン。
遺族に「今のお気持ちは」と聞く報道。

どこをあとをつけていたのか、何度も祖母の病院へ向かう私たちを呼びとめたカメラマン。
病院まできたし。1年後どこで調べたのか・・・やってきました。

ドラマではカメラをほおり出して助けようとしたカメラマンに「あんたの仕事はとることやろ」といったシーンもあってそういう場面もあったんだと思う。
あの震災でカメラを向け続けてカメラを持つことをやめたカメラマンもいると聞いたことがあります。

きっと神戸新聞さんの記者さんでもカメラマンさんでもなかったんだと思います。
きっとほんの一部の心ないカメラマンが私が見たのだと思いたいけれど。

あの時あんな風に私たちに接したカメラマンたちも必死だったのかもしれません。
目が血走って見えたのは涙を流すのを我慢していたのかもしれません。

どんなに報道の大切さを頭でわかっていても、
15年たって、震災を知らない子供たちがたくさん増えて伝えていく上で、私の書いた文章がある小学校の道徳で使われたように、「忘れられないために、あの 日を伝え続ける自分たちには義務がある」と、私も思っています。それが一緒に年を重ねることができなかった同級生や多くの知人その家族から受け継いだ使命 のようなものだともおもっています。
それが声だったり、新聞だったり、写真だったり、映像だったり。
それをみて、こんなことがもう一度起きてもみんなで乗り越えようって思うのかもしれません。

カメラマンさんたちが撮った写真を今見れるのもこうしたドラマができたのもそのおかげかもしれません。
本当にあのドラマの中で出てこられていたカメラマンさんたちや神戸新聞社の方のおかげで、無料でもらった誌面に現状を知ったのも事実です。
たくさん苦しんで、苦しんだ葛藤した7日間だったんだと思います。

そんな私であっても。
やっぱり・・心は頷けません。

別に、間違ってるとか、どうとかではなくて。
どんなに頭でわかっていても、正論をいわれても、頭で理解しても、心がどうしても頷けないなと15年たっても思います。




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